コインを保管するウォレット
仮想通貨を保管するウォレットというものを聞いたことがありますか?お財布という意味です。
ウォレットには全て、アドレスが設定されていて、その中からコインを取り出すための秘密鍵(Private Key)がセットになっています。
皆さんはZaifやCoincheckなどの取引所でコインを売り買いしていると思いますが、自分のコインが保管されているアドレスを知ってますか?知っているとしても、秘密鍵を知っていますか?
取引所に保管されているコインを取り出すための秘密鍵は知らないはずです。知っていたら、取引所からコインを気づかれずに取り出せてしまいますから。通常は、取引所に出金の申請をして、秘密鍵を使うことなくコインを取り出していますよね。
来る8月1日にはUASFという技術的な転換点の始まりがあって、その前後では取引所等におけるコインの取扱いが非常に不安定になるおそれがあります。このため、よく言われているのは、「(ハード)ウォレットにコインを保管しておこう」というものです。
具体的には、取引所など、秘密鍵がわからない場所から秘密鍵がわかる場所、つまり秘密鍵がわかる自分の手元のウォレットにコインを移そうという話です。
では、どのようなウォレットがよいでしょうか。ウォレットにはいろいろ種類がありますが、メリットデメリットのバランスを見て、3つ紹介したいと思います。
まず、安全と言われているのが、ハードウェアウォレットに分類される2つ。Trezor(トレザー)とLedger nano S(レジャーナノエス)です。
これらは、オンラインにつながっているとウイルスとか危ないよね、ということで、独立して秘密鍵を管理するためのデバイスです!デバイスというハードウェアなので、ハードウォレットというわけですね。
どちらかというとトレザーのほうがより安全らしいですが、レジャーのほうがおしゃれだと思います。
そして、3つ目は、Jaxx(https://jaxx.io/)というソフトウェアです。
これはアプリとしてAndroidやiPhone、そしてソフトウェアとしてWindowsやLinux、さらには、FirefoxやChromeのアドオンとしてもウォレットが提供されています。
詳しい使い方はこの記事では省きますが、このJaxxは手軽に自分のスマートフォンやパソコンにコインを保管することができる、つまり、コインの秘密鍵をスマホやパソコンに入れて、自由にコインを出し入れできるわけです。
ただ、ハードウォレットと違って、インターネットにつながっているため、セキュリティ面が劣ります。でも、四六時中サイバー攻撃を受けている取引所にコインを置きっぱなしにするよりは安全ですし、気になる方は機内モードにしたり、LANケーブルをつながないなどして、オフラインにしておけば大丈夫ではないでしょうか。
Jaxxは特に保管可能なコインの種類が多いので、この点も魅力ですね。
ウォレット選びは考え方にもよると思いますが、紛失して困る金額であれば、ハードウェアウォレットに入れておいた方が安心と考えています。
以上、ウォレットを3つ、紹介しました。